台風で30時間停電…家庭用蓄電池は本当に役立つ?実際の停電事例から考える住宅の停電対策

もし自宅で起きたら
どうしますか?
太陽光発電・家庭用蓄電池とこれからの住宅の停電対策。
2026年9月21日に千葉県をかすめた台風25号の影響で、
千葉県木更津市の住宅において
約30時間に及ぶ停電を経験した事例が紹介されました。
そこで実際に活用された住宅設備の一つが、
家庭用蓄電池でした。
30時間の停電。想像できますか?
30時間というと、
丸一日を超える時間です。
例えば夜20時に停電して、
翌日一日が経過しても、
まだ電気が復旧していない。
そのような状況です。
エアコンは?
スマートフォンは?
あなたの家はどうしますか?
台風25号で実際に長時間停電が発生
今回紹介された事例は、
千葉県木更津市の住宅です。
記事によると、
2026年9月21日に千葉県をかすめた
台風25号の影響を受け、
住宅で停電が発生しました。
そして停電時間は、
約30時間に及んだとされています。
この住宅には、
家庭用蓄電池が設置されていました。
「蓄電池は災害時に役立ちます」
カタログではよく見る言葉です。
しかし今回は、
実際に長時間停電が発生し、蓄電池を使うことになった事例
です。
なぜ台風で停電するの?
台風や豪雨では、
電力設備そのものが被害を受けることがあります。
例えば、
- 強風による倒木
- 飛来物
- 電柱・電線への被害
- 変電・配電設備への被害
- 浸水
などです。
さらに被害が広範囲になれば、
設備の復旧にも時間が必要になります。
つまり、
「停電しても数時間で復旧するだろう」とは限りません。
そこで家庭用蓄電池が役立つ
家庭用蓄電池は、
その名前の通り
電気をためておく設備です。
平常時には、
太陽光発電でつくった電気などをため、
夜間に使用することで電力の自家消費に活用できます。
そして対応するシステムであれば、
停電が発生した際には、
蓄電池に残っている電気を住宅へ供給できます。
平常時
太陽光で発電
↓
蓄電池へ充電
↓
夜間などに使用
停電時
電力会社からの電気が停止
↓
蓄電池から住宅へ給電
停電すると困る家電は意外と多い
長時間停電では食品の保存が問題になります。特に夏場は注意が必要です。
家族との連絡、災害情報、自治体からの情報収集など、非常時ほど重要になります。
夜間に停電すれば、住宅内での移動にも影響します。
通信回線側が利用可能な状態であっても、家庭側のルーター等に電源がなければ利用できません。
真夏や真冬の長時間停電では、室温管理も重要な問題になります。ただし停電時にエアコンを使用できるかは、蓄電池の出力や200V対応、システム構成などによって異なります。
シミュレーションしてみませんか?
現在の電気使用量や使いたい家電をもとに、
太陽光・蓄電池の組み合わせをご提案します。
ただし、蓄電池があれば何でも使えるわけではありません
ここは非常に重要です。
蓄電池を設置していても、
停電時に住宅内のすべての家電が
普段と同じように使えるとは限りません。
蓄電池を選ぶときは容量だけではなく、次の項目も重要です。
- 停電時の最大出力
- 全負荷型か特定負荷型か
- 100V・200V対応
- 停電時に使える回路
- 蓄電池の残量
- 太陽光から再充電できるか
- 自動切替・手動切替
「10kWhあるから20時間使える」と単純には言えない
蓄電池を見るとき、
よく表示されているのが
「kWh(キロワットアワー)」です。
これは、
どれくらい電気をためられるかを示す容量です。
しかし実際の停電時間は、
家庭でどれだけ電気を使用するかによって大きく変わります。
仮に利用可能な電力量を10kWh、
平均消費電力を0.5kWとすると、
10kWh ÷ 0.5kW = 約20時間
という単純計算になります。
ただし実際には、
変換ロスや最低残量設定、
家電の消費電力変動などがあるため、
この数字がそのまま実使用時間になるわけではありません。
30時間停電なら「太陽光+蓄電池」が重要になる
ここでポイントになるのが
太陽光発電との組み合わせです。
蓄電池だけの場合、
ためていた電気を使い切れば終了です。
一方、
対応した太陽光+蓄電池システムであれば、
停電中でも日中に太陽光で発電し、
その電気を使ったり、
余剰電力を蓄電池へ充電したりできる場合があります。
昼間
太陽光で発電
↓
家で使用
+
蓄電池へ充電
夜間
↓
昼間にためた電気を使用
長時間停電を考えるなら、
「どれだけ大きな蓄電池を買うか」だけではなく、
「停電中にどうやって電気を補充するか」まで考えることが重要です。
さらにEV・PHEV+V2Hという選択肢も
EVやPHEVを所有している家庭では、
V2Hを組み合わせる方法もあります。
対応する車種・システムであれば、
EV・PHEVの駆動用バッテリーにためた電気を
住宅へ供給できます。
つまり、
蓄電池にためる
車にもためる
という住宅エネルギーシステムを構築することも可能です。
今日もう一つ注目したニュース。「完全オフグリッド」
そして2026年10月5日、
もう一つ興味深い発表がありました。
太陽光発電・蓄電池と、
空気中の水分から水を生成する設備を組み合わせた
「完全オフグリッド型ドーム宿泊」
の展開方針です。
計画では、
外部インフラに大きく依存せず、
現地で電力と水を確保する仕組みを目指しています。
さらに平常時は宿泊施設として利用し、
地震・台風などで大規模停電や断水が発生した場合には、
一次避難所・緊急給水拠点として活用する構想
も示されています。
これは住宅にも通じる考え方です。
電気は「電力会社から買うだけ」ではなく、
自宅でつくる。
自宅でためる。
自宅で使う。
という選択肢が広がっています。
関西でも「太陽光+蓄電池+省エネ住宅」が注目されています
桃太郎ソーラーの営業エリアである関西でも、
住宅エネルギーを取り巻く動きがあります。
関西電力は2026年10月1日から、
「GX電化住宅」をテーマにした新しいテレビCMを放映しています。
そこで紹介されているのが、
- 高い断熱性能
- エコキュートなどの省エネ設備
- 太陽光発電
- 蓄電池
を組み合わせた住宅です。
つまり住宅エネルギーは、
単に「太陽光パネルを付ける」という話から、
住宅全体でエネルギーをつくり、ため、効率よく使う
という方向へ進んでいます。
桃太郎ソーラーが考えるこれからの住宅
桃太郎ソーラーでは、
太陽光発電だけを単体で考えるのではなく、
- 太陽光発電
- 家庭用蓄電池
- V2H
- EV・PHEV充電設備
- エコキュート
- HEMS
などを組み合わせながら、
住宅全体のエネルギーを考えることが重要だと考えています。
平常時には、
電気代削減や自家消費率向上。
そして災害時には、
家族の生活を守るための非常用電源。
設備を選ぶときには、
両方の視点を持つことが大切です。
まとめ|「30時間停電」が自宅で起きたらどうする?
今回のニュースで重要なのは、
「蓄電池が便利だった」ということだけではありません。
考えていただきたいのは、
家族はどう生活するのか?
ということです。
災害が発生してから住宅設備を導入することはできません。
だからこそ、
普段は電気代削減に活用しながら、
万が一の停電にも備えられる住宅設備
を考えておくことが重要です。
何時間電気を使えるでしょうか?
現在の電気使用量・太陽光発電量・必要な家電などを確認し、
太陽光・蓄電池・V2Hなど最適な設備をご提案します。
参考情報
本記事は、2026年10月5日時点で公開されている災害・住宅エネルギー関連情報を参考に、桃太郎ソーラーが住宅向けに分かりやすく解説したものです。
- Impress Watch「台風25号で30時間停電した 住宅用蓄電池が役に立ってしまった」
- サステナブルホールディングス「完全オフグリッド型ドーム宿泊」の推進方針
- 関西電力「GX電化住宅」関連情報
※停電時に使用できる家電、使用時間、最大出力、100V・200V対応、全負荷・特定負荷、太陽光からの再充電、EV・PHEVからの給電等は、導入する機器・システム構成・蓄電残量・発電状況・車種等によって異なります。設備選定時には各メーカーの仕様をご確認ください。


